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【50代】定年退職後を見据えた、自分にあった働き方を見つける方法

仲良し会社員 business basic stance

連日、お疲れ様です。毎日、期限やノルマに追われて、日付が変わるまで残業で、土日も出勤。そしてやっと、定年退職がみえてきた。長年勤めてきて、今は管理職だけど、役員になった奴らはいいよなぁ、定年がなくって。再雇用にするか、別の仕事を見つけるか、どうしようかなぁ。こういった悩みに答えます。

◯本記事の内容

  • 定年退職後を見据えた、自分にあった働き方を見つける方法
  • 具体的な、働き先を自分で見つける方法
  • 悠々自適

こんにちは、清兵衛(せいべえ)です。

ビジネスパーソンとして20年以上、交渉の現場などで、欧米も含めた様々なビジネスマンと出会ってきました。わたしが目の当たりにしてきた、定年退職後の方々の姿やその方々から伺った話、わたしの経験から、定年退職後を見据えた、身の振り方について、提案します。

定年退職後を見据えた、自分にあった働き方を見つける方法

定年退職後の選択肢は、再雇用、転職、起業(自営)、悠々自適のいずれかですが、結論は、自分自身にうそをつかないで、自分の精神的・感情的な耐性を考えて選択することが重要です。

今のままの会社・組織での再雇用は、役員で残っている方の顔が浮かんできます。「腹の中では、俺をばかにしてるんじゃないか」って、思ってしまいます。

経済的に余裕があるなら、悠々自適も可能でしょうが、人生、後40年間もあるのに、なかなかそうもいきません。

じゃあ、起業しようか、というのもありですが、ググってみると、失敗の方が多いようです。

60歳の定年退職後を見据えた働き方として、自分の会社・組織での再雇用ではなく、他の会社・組織で働くことを検討することが現実的で、かつ、あなたの経験や知識を活かせる、充分に価値のあることではないでしょうか。

具体的な、働き先を自分で見つける方法

特に資格もないし、会社でも大した実績などないから、と心配しなくても大丈夫です。

いま勤めている企業・組織より、規模の小さな会社・組織や、都心ではなく地方の会社・組織に勤めることになるかもしれません。でも、あなたの経験や知識を活かせる、いい方法があります。

従業員300人未満のような中小企業では、後継者あるいは番頭さんになってくれるようなミドルエイジの方を求めていることが、多々あります。

これまで、一流と呼ばれる企業・組織に勤めていた方は、プライドが許さないと思う方もおられるかもしれませんが、これからの人生を考えると、価値ある判断になる可能性が充分にあります。

具体的に働き先を選ぶに当たって、おススメなサービスをご紹介します。

公的な機関

わたしは、大手の会社・組織で働いていますが、一時、中小企業を支援する公的機関に出向していたことがあります。
その時に、中小企業の経営や技術の相談にのれるミドルエイジの方の採用を担当しました。

わたしが採用側として、実際にミドルエイジ人材の採用を担当したときにお世話になった、2つの職業紹介の機関をご紹介します。無料で、いずれの機関も利用でき、在職者でも登録ができます。

この2つの機関の、特におススメな点は、公益財団法人などのいわゆる公的機関からの求人が多いことです。
公的機関への就職であれば、あなたのこれまでの経験や知識を活かして、ストレートに人の役に立てます。

給料をもらってボランティアをするようなイメージですね。でも、給料も悪くないです。

◯公益財団法人 産業雇用安定センター

この機関の良いところは、あなたに専任の担当者の方がついてくれて、企業・組織とのマッチングまで面倒をみてくれることです。大手企業・組織から中小企業まで、幅広い就職先が選べます。

全国の都道府県にあり、60歳以上の求職者を登録し、66歳以降も働き続けることが可能な事業者に紹介を行っています。

厚生労働省(当時は労働省)、日経連、産業団体などが協力して、「失業なき労働移動」を支援する専門機関として設立された機関です。

◯ハローワーク

こちらは言わずと知れたハローワーク。すぐに転職したい方は、登録しておいて損はありません。実はここも、タイミングにもよりますが、採用条件の良い会社・組織が、結構求人を出しています。

この2つの機関をとおして、本当に素晴らしい方々を採用させていただきました。

例えば、大手電機メーカーを定年退職されたAさんです。

わたしの出向先の、中小企業の経営や技術の相談にのる組織で採用させていただいてから、これまでの製品開発の経験を活かして、中小企業にいろいろとアドバイスをされて、中小企業の社長さん方から喜ばれておられました。

そのAさんの活躍ぶりが、偶然、ある大手企業の会長さんの目にとまり、新たに立ち上げる外資系企業の日本法人の社長として来て欲しいので、Aさんを紹介してくれないかと頼まれました。給料も破格といえる額です。

わたしは、Aさんにとって素晴らしい提案をいただいたと思って、Aさんにお伝えしました。すると、「申し訳ないが、お断りしてほしい。」と意外な答えが返ってきました。

「定年退職でストレスに満ちた会社組織から卒業できたと思っているのに、再び、その世界には戻りたくない。」というのが理由でした。

熾烈な競争やノルマの中で何十年と働いてこられた方だからこそ、自分は何がしたいのか、自分の感情的・精神的な耐性をよくわかった上での判断だと思います。

Aさんは、その後も中小企業の方々をサポートしながら、活き活きと働いておられました。

民間の転職専門サイト【登録無料】

40代~50代の方なら、転職も視野に入れて準備することに、早すぎることはありません。

公的機関よりも柔軟な対応をしてくれるのが、転職専門サイトです。

ただし、当然ながら、転職専門サイト会社が儲かる仕組みが組み込まれています。あなたに紹介された会社が、あなたにとって、最適な仕事・職場であるかどうかということよりも、転職専門サイトが儲かるかどうかが優先されているはずです。

以下の転職サイトは、登録無料です。わたしは利用したことはありませんが、自分の価値を客観的に見つめる機会になるかもしれません。

悠々自適

もちろん、経済的に余裕があるなら、再雇用や再就職などせずに、地域のボランティアとかNPOとか、これまでの企業・組織のヒエラルキーとは違った世界に行って、活躍されておられる方もおられます。

わたしの先輩で、地域の子ども達の安全見守りのボランティアをしている方がおられます。毎日、子ども達の登校時に通学路で見守り活動をしておられ、はつらつとされています。

定年退職後は、自分の気持ちにうそをつかないで、自分の感情的・精神的な耐性を考えて、身の振り方を選択することが重要です。

※60歳の定年退職後は、自分の会社・組織での再雇用を考えている、という方は、「定年退職後】自分の会社での再雇用は危険」に再雇用の際の注意点を書いているので、よかったらそちらも読んでみて下さい。

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